お金がないのは これって大問題ですよね。
- 今月はお金がない。
- 買いたいものがあるけど高くて買えない。
- 老後の資金として2000万円なんて絶対無理。
そんな悩みを何回も経験したことがあると思います。
“銀行の残高に囚われているから自由になれないのです”
これは重要な概念なので、後で詳しく説明します。
何かあったときのために貯金をするのはやめましょう。
一生懸命節約する理由で一番多いのは何でしょうか?
それは「何かあったときのため」です。
しかし、この考え方はベストではなく、何もしなければ常に不安を抱えていることになります。
例えば、勤めている会社が倒産してしまったら、怪我や病気をしてしまったら、そんな漠然とした不安を解消するために、とりあえず貯金をしている人はたくさんいます。
そもそもお金のことがわからないと、不安は必ずついて回ります。
お金って、お札にするとたった1万円。
ATMで自分の口座に振り込むと、1万円。
こういう情報が画面に表示されると、「よし、1万円貯まった」と思うわけです。
1万円札は1万円の価値であり、普通預金は1万円札のデータでしかありません。
つまり、貯蓄という行為は、何かあったときの不安感を持って情報を蓄えているに過ぎないのです。
そして、その情報を見ながら「まだもっと貯めないといけない」と、ストレスや不安を感じながら生活しているのです。
たとえ1,000万円、3,000万円あったとしても、不安は消えないのです。
正直なところ、このような生活はとても辛いです。
でも、ここで何かあったときに具体的に考えてみましょう。
例えば、先ほど不安の例として挙げたケガや病気についてですが、日本には国民皆保険制度があります。
つまり、私たちの医療費のうち、国民健康保険制度でカバーされるのは3割程度です。
がんや脳梗塞、手術など比較的高度な治療が必要な大きな病気の場合は、高額療養費制度というものがあります。
これは、年齢や所得に応じて設定された月額の上限額を超えた分が払い戻される制度です。
入院や大きな治療を受ける場合は、ぜひこの制度を検索して調べてみてください。
この制度以外にも、日本には生活保護をはじめとするさまざまな社会保障制度があります。
私たちは漠然と「生きていくためにはお金が必要だ」と思っていますが、実は日本ではなかなか死ねないのです。
実際、日本の路上で餓死している人を見かけることはないでしょう。
では、どうすればいいのか。私たちは、いつ何が起こるかではなく、どれだけのお金が必要かを知っていればいいのです。
不安になるのは、いくら貯めればいいのかがわからないからです。
それが具体的にわからないと、何百万円、何千万円、何億円あっても不安になってしまうのです。
そこでまず、自分がどんな老後を過ごしたいかを考えてみましょう。
温泉地に住みたい人もいれば、田舎に住みたい人もいるし、週に一度は銀座に行きたいという人もいるでしょう。
この問いに正解はありません。
人それぞれですから、自由に決めて逆算すればいいのです。
2000万円必要な人もいれば、1500万円でいいという人、3000万円必要な人、いろいろです。
その金額が決まれば、今の年齢から逆算して、月々いくら貯めればいいのかがわかるので、まずはこれをやってみましょう。
これだけで、きっと今まで感じていた漠然とした不安が解消されるはずです。
0円貯金の具体的な方法
貯金をゼロにする。
これにはコツがあります。
それは、口座を2つ用意することです。
1つ目は、希望額を達成するために必要なお金の運用コースである投資口座です。
この口座には、将来貯めたい金額に対して、最低でもこれだけのお金を毎月振り込む必要があります。
2つ目の口座は、消費用の口座です。
これは簡単に言うと、食費や家賃、ローン返済など、生活に必要なお金を振り込むための口座です。
次に、なぜ2つの口座が必要なのかを説明します。
口座を2つに分ける目的は、投資と消費のバランスを取り、お金の使い方を計画的に行うためです。
目標達成のために必要なお金を投資し、残った金額を消費するということを続けていれば、自然とお金の使い方が計画的になっていきます。
まず、投資するお金を先に投資口座に振り込みます。
そして、残ったお金を消費口座に入れ、そこから光熱費やローン、食費を計上する。
その結果、自分が自由に使えるお金の額が明確になります。
これを見ずに本当にお金ばかり使っていると、カイジのように地下に潜ってしまうことになるので注意しましょう。
で、ここからがポイントなんですが、その自由に使える金額を毎月ゼロになるように使っていかないといけないんです。
使いたいだけ使っていいんです。
投資用口座のお金は、もう必要な分だけ貯まっているから、使ってもいいんです。
そして、消費口座にお金が残ったら、投資口座に入れればいいのです。
こうすることで、お金を無駄にすることなく、消費だけでなく投資の概念も理解することができます。
あなたが日常生活で使っている製品やサービスは、投資なのでしょうか、それとも消費なのでしょうか?
消費か?浪費なのか?という問いをひとつひとつ考えてみるとよいでしょう。
それを理解することが、お金を貯めるための第一歩です。
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無駄なお金の見分け方
投資に必要な金額と生活に必要な金額をあらかじめ把握し、自分が自由に使える金額を計算することの重要性を知っていただいた上で、お札に書かれている金額や銀行口座の残高が情報であることを改めて思い出してみましょう。
「お金は情報である」この点を利用すれば、お金の使い方が上手になるはずです。
家計簿アプリを活用し2~3日に1回見れば、問題ありません。
そのペースで見返すことで、「あのつまらない飲み会に2万円も使ってしまったのか」「このままではいけない」と、使ったお金を見直すことができるのです。
その結果、次にお金を使うときは、より考えて使うようになり、無駄遣いをしなくなります。
家計簿アプリでお金を見直すことで、無駄遣いしているお金に気づくことができるようになります。
まだアプリを使ったことがない方は、ぜひ一度試してみてください。
たくさん稼ぐことも大切ですが、まずは無駄な出費をなくしましょう。
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まとめ
- 何かあったときのために貯金をするのはやめましょう。
- 0円貯金の具体的な方法。
- 無駄なお金の見分け方。