今回はクレジットカードの申し込みのコツをご紹介します。
まず、結論から言います。
この基本ルールを守れば、たとえ年収がそれほど高くなくても、複数のクレジットカード、たとえば10枚のクレジットカードを持つチャンスは十分にあると思います。
では、具体的に説明します。
年収200万円でもクレジットカードを10枚持つためのコツ
結論から申し上げると、第一にクレジットカードの利用でクレジットヒストリー(略称:クレヒス。クレジットカードやローンの利用履歴と、それに基づく信用情報のこと)を積むこと、第二に毎月の支払いを滞りなく行うこと、第三にお金を借りずにキャッシング枠を0円に設定することです。
これはとても基本的で大切な心得だと思います。
「いやいや、そんなのクレジットカードの審査に通りやすくなるコツと同じだから、当たり前でしょう」と思われるかもしれませんね。
そうなのです。
本当に当たり前のことなのですが、年収がそれほど高くない人でも、クレジットカードを複数枚持っていると、審査でとても重要視されると思います。
先ほどのコツに加え、年会費が高くないカードに申し込めば、年収200万円の方でも、クレジットカードを何枚か持つことはできると思います。
クレジットカードの申し込みの際の年収は自己申告
タイトルに「年収200万円でもクレジットカードを10枚作れる」と書きましたが、正直なところ、クレジットカードの申し込みの際の年収は自己申告です。
その理由は、審査を行うカード会社が、その人の正確な年収を調べることができないからです。
そのため、カード会社は年収のほかに、勤務先や雇用形態(正社員かパートか)、勤務期間などの情報を含めて、その人の申告した年収が正しいかどうかを推測するしかないのです。
したがって、その人の年収が本当に正しいかどうかは、勤続年数などの情報も含めて推測するしかないのです。
ただし、クレジットカードの審査に通るために、本当は300万円しかないのに1000万円の年収があると申告するなど、虚偽の申告をした場合は、審査に通りません。
「自分の年収を詳しくはわかりませんが、だいたいこれくらいです。」というように、大まかな年収を必ず申告してください。
ですから、そこまで審査に年収は影響しないので、「クレジットカードが欲しいのに、年収がそんなに高くないから作れない」ということはありません。
むしろ、先ほどのクレジットヒストリーやクレジットカードの延滞歴の有無の方が、審査ではずっと重要視される項目です。
申し込みのコツ
そこで、それぞれの申し込みのコツを紹介します。
- クレジットヒストリーを良好に保つ。
- 支払いを遅れないこと。
- キャッシングを申し込まない。
まず、クレジットヒストリーというのは、毎月のクレジットカードやローン、そういったものを利用し、返済してきた履歴のことです。
クレジットカードそのものを利用することで、金額に関係なく、利用したことになり、その記録は残ります。
クレジットカードは1ヶ月から1ヶ月半くらいで銀行口座から引き落とされるのですが、遅れなければ期日までに支払いを行ったということになります。
逆に、たとえ少額でも支払いが少しでも遅れると、悪いクレジットスコアが蓄積されます。
このクレジットヒストリーが良いか悪いかは、CICなどの信用情報機関に開示することで確認することができます。
当然、新規にクレジットカードを申し込む際には、クレジットヒストリーが良ければ良いほど審査に有利になります。
カード会社は申し込み審査の際にその人のクレジットヒストリーを見ることができるので、「この人は支払いに遅れたことがない」、つまり「クレジットヒストリーが良い」と評価することができるのです。
クレジットヒストリーを積むには、毎月100円でもいいからクレジットカードを利用し、一度も支払いに遅れないことが大切です。
なぜ、使わずに持っているだけではダメなのかというと、カードを持っているだけで、金銭的なトラブルを起こしていないと評価されるので、滞納しているよりは少し有利なのですが、それでも使える時があれば、無理のない範囲で使うべきでしょう。
もし、クレジットカードを使わずに持っているだけでしたら、4、5枚は申し込めるかもしれませんが、10枚は審査に通らないと思います。
3つ目のコツの「キャッシングを申し込まないこと」についてです。
キャッシングとは、クレジットカードでお金を借りることができるサービスです。
このサービスは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
クレジットカードを申し込むと、申し込みの後半にキャッシングで借りる金額を決めることができます。
例えば50万円とか20万円とか選べるのですが、クレジットカードによっては0円を選択できる項目があったり、入会を検討する項目があったりします。
まずそこを選べば、カードの審査も通りやすくなると言われています。
本当に審査に通りやすくなるのか疑問に思う人もいると思います。
総量規制の対象外である住宅ローンやマイカーローンなどの審査にも有利です。
キャッシング枠があれば、たとえキャッシングを全く利用していなくても、全額利用したと判断され、返済能力を問われることになる。
住宅ローンや自動車ローンの話ですが、この話はそうしたローンだけでなく、クレジットカードそのものの真相にも当てはまると思います。
キャッシングが必要だと思えば設定すればいいのですが、キャッシングが必要ないのであれば、0円などに設定しておくといいかもしれませんね。
クレジットカードを作るおすすめのペースは?
多くても半年で5枚程度を目安に申し込むのが良いと思います。
一度に大量に申し込めば審査に通る可能性もありますが、その後新たに申し込む時に「この人は過去に同時期に大量に申し込んだことがある」となり、若干不利になる可能性があります。
半年で5枚申し込むと審査に通りやすいと思います。
まとめ
基本的にクレジットカードが好きな方はこの方法でも良いのですが、住宅ローンや自動車ローンの審査が通りにくくなる可能性があるので、正直おすすめしません。
基本的に滞納さえしなければ、年収があまり高くなくても、クレジットカードを複数枚持つチャンスはあるかもしれません。
キャッシングを複数枚設定しても、クレジットカードを複数枚持てる可能性があります。
クレジットカードを多く持ちたいのであれば、ブラックリストに載るような長期滞納は絶対に避けるべきでしょう。
先ほども書きましたが、クレジットカードをたくさん持っていると、住宅ローンや自動車ローンの審査に悪影響が出る可能性があります。
「好きだからたくさん作りたい」という方は、申し込みの際に「本当にそのカードが必要なのか」を考えた方がいいと思います。
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