今回は、私がおすすめするネット銀行を紹介したいと思います。
現在、日本には20種類以上のネット銀行があります。
なんとなくお得とよく聞きますが、どの銀行口座を使えばいいのかよくわかりませんよね?
今日は、そんな20種類以上あるネット銀行の中から、本当に使いやすい銀行口座についてお話したいと思います。
金利や手数料など、利便性の観点から検討し、私なりのおすすめネット銀行口座ベスト4を作成し、ランキング形式でご紹介していきたいと思います。
それでは、順番に解説していきます。
第4位「あおぞら銀行」
まず最初にご紹介するのは、「あおぞら銀行」です。
ネット銀行といっても、日本全国に支店があるので、完全なネット銀行というわけではありません。
では、なぜあおぞら銀行はネット銀行として扱われているのでしょうか。
それは、あおぞら銀行BANK支店は店舗や窓口のないネット上の支店だからです。
通帳や印鑑を必要とせず、ネット上で口座開設が可能です。
BANK支店のメリット
まず、金利です。
なんと、あおぞら銀行BANK支店の普通預金金利は0.2%なんです。
通常の銀行口座の金利は0.01%程度ですから、この数字が非常に高い水準にあることがわかります。
しかも、他の銀行口座の場合、何らかの条件を満たして初めて0.2%の金利に到達することが多いのですが、あおぞら銀行の場合、そのような条件は全くありません。
次に入出金手数料ですが、ゆうちょATMでは何度でも無料で入出金することができます。
また、万が一トラブルがあっても、主要都市にある有人支店に行けば、デビットカード機能付きのキャッシュカードをクレジットカードのように利用することができます。
総合的な利便性という点では、とても便利な銀行口座と言えるでしょう。
BANK支店のデメリット
デメリットとして挙げられるのは、振込手数料を無料にするための条件が非常に厳しいということです。
例えば、総残高が500万円以上であることや、VISAデビットを複数回利用することなどが挙げられます。
また、条件をすべて満たしたとしても、月に3回までしか振込手数料が無料にならないので、大きな還元とは考えにくいです。
高金利を生かすためにも、普通預金として利用することをおすすめします。
第3位「楽天銀行」
楽天銀行は1200万口座以上を保有するネット銀行最大手です。
本人確認書類をアプリから送信することで、簡単に本人確認ができます。
楽天銀行のメリット
楽天といえば、そう、楽天経済圏です。
楽天銀行では、楽天が提供するさまざまなサービスを利用すると、さまざまな特典を受けることができます。
例えば、楽天銀行で楽天市場と楽天カードの決済口座を設定すると、楽天市場での買い物でポイントが1%増えたり、楽天証券と口座を連携させると、金利が0.02%から最大0.1%にアップしたりするのです。
しかも、証券口座を作るだけなので、「株なんてよくわからない」という方でも安心です。
実際に株式投資をしていなくても、証券口座を開設するだけで金利アップが適用されます。
また、振込手数料やATM手数料が無料になる「ハッピープログラム」も楽天銀行のメリットです。
無料になる条件は口座残高と取引回数で、例えば残高が10万円以上で取引回数が5回以上の場合、取引手数料が月1回無料になります。
最大で7回まで無料になる可能性があります。
このように、細かい階段状の条件が設定されているため、自分の利用状況に合わせて待遇を受けやすいというのがメリットでしょう。
楽天銀行のデメリット
楽天銀行の最大のデメリットは、残高が300万円を超えると金利が0.04%に低下してしまうことです。
大金を放置しておくのは少しもったいない気がします。
そしてもう一つ、これは当たり前のことですが、楽天経済圏で生活していないと、楽天銀行の本当のメリットは享受できません。
楽天経済圏で生活していると必ず作っておきたい口座の一つです。
300万円を超えると金利が下がるというルールがあるため、基本的には貯蓄用というよりは実生活に適したネットバンクです。
関連記事:【通過率80%】Nexus Card(ネクサスカード)を徹底解説!金融ブラックにもチャンスがあるデポジット型クレジットカード
第2位「住信SBIネット銀行」
住信SBIネット銀行は、楽天銀行と同じく、アプリで本人確認と口座開設ができます。
住信SBIネット銀行の口座開設は、最短で翌日から可能なのがポイントです。
住信SBIネット銀行のメリット
住信SBIネット銀行には、実生活でかなり便利なサービスがあります。
その名も「定額自動入金サービス」で、毎月決まった時期に決まった金額を他行から移動させることができるサービスです。
例えば、毎月の給料日に給料全額を住信SBIに自動入金する設定にしておけば、住信SBIを強制的にメインバンクにすることができるのです。
会社によっては、「給与振込口座はみずほ銀行しか使えない」と言われることもあります。
低金利でサービスの悪い銀行なら、そのまま口座を使い続けるのはもったいないです。
次に、各種手数料はどうでしょうか。
住信SBIネット銀行のアプリでは、事前に指紋認証やFace IDを登録することで、パスワードなしで取引を行うことができます。
そして、なんとこの生体認証を設定するだけで、月に5回、各種手数料を無料にすることができるのです。
生体認証は本当に誰でもできることなので、ほぼ無条件で月に5回まで手数料が無料になると考えてよいでしょう。
さらに、他の条件を達成することで、最大20回まで無料にすることが可能です。
5回でも十分な気はしますが、条件をクリアできる方は是非チャレンジしてみてください。
住信SBIネット銀行には、実生活で便利な機能がもう一つあります。
ATMを利用する際、スマホアプリで操作を完結させることができるので、キャッシュカードが不要になるのです。
ようやくスマホ1つでATMからお金を引き出せる時代になったということですね。
もちろん、すべての銀行が対応しているわけではありません。
2022年現在、セブンATMかローソンATMに限定されていますので、ご注意ください。
住信SBIネット銀行のデメリット
最後に、楽天銀行と同様に、SBI証券の口座を開設すると、金利が上がります。
通常0.001%の金利が10倍の0.01%になるのです。
株式投資をするしないに関わらず、証券口座を開設するだけで効果が適用されます。
「ちょっと待てよ、たった0.01%?」
そうなんです。
これが住信SBIネット銀行最大のデメリットです。
普通預金の金利は100万円未満で年0.001%に設定されており、メガバンクや地方銀行レベルのネット銀行としてはかなり低いと言えるでしょう。
使い勝手の良さやセキュリティの高さはネットバンクの中でも随一ですが、金利は大きなマイナスです。
金利優先ではなく、普段使いの利便性を求める方に最適な口座です。
第1位「auじぶん銀行」
最後に、堂々の第1位は「auじぶん銀行」です。
正直、このランキングに異論はないでしょう。
他の銀行と比較しても、auじぶん銀行には圧倒的な優位性があります。
auじぶん銀行のメリット
まず、金利ですが、auじぶん銀行の上限金利は0.2%と現在最も高い金利で、あおぞら銀行と肩を並べるほどです。
0.2%の金利を実現するためには条件がありますが、内容は比較的簡単です。
- 証券口座との連携
- au payとの連携
- au payカードを支払い先に設定すること
この3つの条件が揃えば、0.2%の金利を実現することができます。
強いて言えば、auペイカードの年会費がネックになるが、年1回の利用で年会費が無料になるので、実質無料で金利を0.2%にすることができるといっても過言ではないでしょう。
次に、各種手数料はどうでしょうか。
ここでも素晴らしいのは、auじぶん銀行のATM手数料が月2回であれば無条件で無料になることです。
月3回なら振込手数料も無料になります。
正直、私個人の毎月の入出金回数はこの回数に収まることが多いので、何ら不便を感じることはないと思います。
しかも、口座残高などの条件によって、最大15回まで手数料を無料にするオプションもあります。
豆知識ですが、auじぶん銀行は、auの親会社である三菱UFJ銀行とKDDIが共同で設立したネット銀行です。
そのため、三菱UFJ銀行への振込は何度でも無料です。
これだけピンポイントで三菱UFJ銀行への振込をする人は少ないかもしれませんが、持っていない人にはお得なサービスです。
また、2位で紹介した住信SBIネット銀行には「定額自動入金サービス」があり、auじぶん銀行にもこのサービスがあります。
また、住信SBIネット銀行には、キャッシュカードを使わずにスマホだけでATMを利用できるという強みもありましたね。
はい、auじぶん銀行も同サービスがあります。
もう最強すぎて非の打ちどころがないですね。
今までのネットバンクの中で一番いいんじゃないでしょうか。
auじぶん銀行の強さがわかってきたでしょうか?
しかも、それだけにとどまりません。
auじぶん銀行では、入金、口座振替、キャッシュレス決済のたびにPontaポイントが付与される、とても手厚いサービスがあります。
Pontaポイントの付与率は、利用状況に応じて変化する「お客様ステージ」によって異なり、最大で15倍になります。
「お客様ステージ」は、口座振替とau payへのチャージだけでシルバーステージに到達することができます。
誰でも簡単にPontaポイントを貯めることができ、それだけでポイント5倍となれば、やらない手はないでしょう。
auじぶん銀行の良さはまだありますが、今回はここまでにしておきます。
おすすめランキングで1位以外はありえないでしょう。
まとめ
今回は、絶対に作っておきたいおすすめの銀行口座を紹介しました。
ランキングを振り返ってみると、以下のような結果になっています。
第4位「あおぞら銀行」、第3位「楽天銀行」、 第2位「住信SBIネット銀行」、 第1位「auじぶん銀行」
圧倒的に強かったのは「auじぶん銀行」でした。
まとめると、「auじぶん銀行」のメリットは以下の通りでした。
- 通常金利を実質負担ゼロで利用できる
- 通常金利は0.2%で、実質無料
- 取引手数料は無条件で2~3回、最大15回まで無料
- 自動定期預金サービス
- スマートフォン1台でATM利用が可能(セブン銀行ATM、ローソンATMのみ)
- 利用状況に応じてPontaポイントが付与される
- 定期的にキャンペーンを実施
すべてのネットバンクの良いところを組み合わせた最強の銀行口座です。
もちろん、各銀行にはそれぞれ特徴があり、今後のサービス拡充によってランキングは変動します。
今回はauじぶん銀行が最強という話をしましたが、例えば楽天銀行が楽天経済圏に住んでいる人には最もメリットがあるのも事実です。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ自分に合ったネット銀行を見つけてください。