今回は、”会社からのボーナスを投資したいけど、おすすめの投資先は?”という方にお話をさせていただきます。
この記事では、そんな方々のために「ボーナスを運用する際に検討すべきおすすめの投資先」をわかりやすく紹介していきます。
このパートでは、超初心者向けのボーナスのおすすめ投資方法2つをわかりやすくお話ししますが、その前に、この記事の結論をお伝えします。
会社からボーナスをもらったときの投資方法については、興味のあるものを試してみればいいのですが、個人的には以下の2つをチョイスしています。
- 積立NISA口座で選べる投資信託をさらに別口座で購入してインデックス投資を加速させる。
- インデックス投資では基本的に受け取れない配当金を受け取るために、高配当のETFなどを購入する。
この結論を踏まえて、ボーナスの運用におすすめの投資先を余すところなく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
「もうすぐ会社からボーナスが出るので、この機会にボーナスの大部分を投資に回したいと思っています。
ただ、何に投資したらいいのか分からない。」
この質問に対する個人的答えは、基本的には自分が興味のあるものに投資すればよいということです。
個人的に考える主な選択肢は次の3つです。
- 積立NISA口座で選べる投資信託をさらに別口座で買ってインデックス投資を加速させる。
家族のNISA口座やiDeCoの特定口座などを利用する。 - 積立NISAでは基本的に獲得できない分配金を得るために、高配当のETFを購入する。
- 自分で個別銘柄を選定してみる。
ただし、個人的には基本的に個別銘柄はやりませんので、ここでお勧めする選択肢は(1)と(2)です。
それぞれを順番に見ていきます。
ボーナスでインデックス投資を加速させる
インデックス投資をおさらいするために、投資信託について簡単に説明します。
投資信託は様々な株式などを袋詰めした投資商品です。
インデックスファンドとは、多くの企業の株価の平均に連動する株式に投資することを目的とした投資信託のことです。
このインデックスファンドで投資信託を購入することをインデックス投資といいますので、覚えておきましょう。
関連記事:インデックス投資の始め方!?メリット・デメリットも解説。
このインデックス投資は、資産運用の王道とも言われています。
ボーナス投資先だからといって、無理に冒険する必要はありませんし、基本の王道でOKです。
インデックス投資の代表格は、世界株式と米国株式です。
世界株式は過去30年間で約7倍、米国株式は最近の米国株式の好調もあり過去30年間で約19倍となっています。
すでに積立NISAでインデックス投資を始めている方も多いと思いますが、今後、ボーナスを加えて投資元本を増やすことで、さらなる複利効果が期待できます。
そのため、積立NISAで投資を始めた方は、まずボーナスの運用先としてインデックス投資を検討する必要があります。
その上で、どのコースでインデックスファンド投資信託を購入するのがお得なのか、NISA口座の活用を優先させるとよいでしょう。
家族がいる場合、NISAは1人1つでOKです。
例えば3人家族なら、まず夫婦の積立NISAは1人40万円、ジュニアNISAは80万円の非課税枠があるので、家族で合計160万円の非課税枠を持つことができます。
まあ、ジュニアNISAは2023年までしか新規投資ができないのですが、これは大きいですね。
年間160万円まで非課税で投資でき、その利益には税金がかからないのですから、投資へのインパクトはかなり大きいと思います。
例えば、夫婦で毎月6万6千円を投資し、金利が年5%だった場合、20年後には1100万円の利益が非課税になります。
運用益には約20%の税金がかかるので、この場合、220万円が税金として取られることになり、積立NISA口座を利用する大きなメリットがあることがわかりますね。
もちろん、毎月6万6千円の積み立てはハードルが高いですが、逆に言えば、この満額が夫婦の資産運用のゴールになり得ると思います。
元本と利益を合わせると約2,700万円となり、以前から言われている老後資金2,000万円問題も解決します。
楽天証券は使いやすくて好きなので、初心者の方にもおすすめです。
関連記事:NISAやiDeCoの運用方法やしっかり増やすための商品選定が自分でできるようになります
高配当ETFに投資する
個人的にはこちらも非常におすすめですが、積立NISAなどで行うインデックス投資は、基本的に分配金を出さない投資信託を買っているに過ぎません。
確かに分配金を受け取らず、ファンド内で自動再投資すれば、より長期的な値上がり益が期待できますが、将来のためとはいえ、お金を出し続けるのはちょっとつらいですよね。
高配当ETFのように、定期的に配当を出せる商品を買っておくと、精神的に安定した運用を続けられるのでおすすめです。
VYMは「バンガード米国高配当株ETF」で、経費率が0.06%と低い代表的な高配当ETFです。
米国の高配当企業約400社で構成され、3ヶ月ごとに分配金が出ます。
3月、6月、9月、12月の4回です。
2021年の配当利回りは税引き前で3.38%、現在の価格は1株112ドル程度なので、1ドル140円だと1万6000円程度で購入できます。
配当利回りは税引き前で3.38%です。
例えば、3%の分配金がもらえれば、200万円の資産から毎年6万円の税引前利益を得ることができるわけです。
ただし、米国株の配当は米国+日本で約30%の税金がかかります。
VYMなら3ヶ月ごとに分配金があるので、高配当のETFを保有することで、定期的にお小遣いをもらう感覚で投資を続けるのも楽しそうですね。
「ボーナス投資をどうする」というアンケートの結果、いろいろな投資方法がありました。
多かったものをまとめると、
積立NISAでインデックス投資を加速させるという方が結構いらっしゃいました。
オール国産株だけを買うという方もいらっしゃいましたが、これも分散投資という意味では王道だと思います。
先ほどの高配当ETFであるVYMを買うという方も結構いらっしゃいました。
「貯金があと少しで100万円を突破するので、現金で持っておく」という方もいらっしゃいました。
関連記事:投資を本気で学びたい!「グローバルファイナンシャルスクール(GFS)」
ボーナスで投資デビューをするのがおすすめ
それから、最後になりますが、これから投資を始める方は、ボーナスで投資デビューをするのがおすすめです。
NISAの積み立ては案外簡単に始められますし、後回しにするといつまでも始められないので、思い立った時に始めることをおすすめします。
ただし、年末年始は証券会社が休みなので、まだ口座を持っていない人は年内に早めに申し込んでおくとよいでしょう。
関連記事:初心者向け!株、FX、不動産投資のメリットデメリットと違いを紹介!
まとめ
会社からボーナスが出たときに、興味のあるものに投資してみるのもいいですが、個人的には以下の2つをチョイスしています。
- 積立NISA口座で選べる投資信託をさらに別口座で買ってインデックス投資を加速させる。
- インデックス投資では受け取れない基本分配金を得るために、高配当のETFなどを買ってみる。